世界展開力(アフリカ)「第4回日本アフリカ高度人材育成支援委員会/外部評価委員会」「第4回日本アフリカ実務組織大学交流会」を実施しました(2024年12月19日)

Platform Project B/報告/news///

京都大学は東京外国語大学とともに、文部科学省が支援する「大学の世界展開力強化事業―アフリカ諸国との大学間交流形成支援―」プログラムを実施しています。2024年12月19日、同事業における第4回日本アフリカ高度人材育成支援委員会/外部評価委員会兼 第4日本アフリカ実務組織大学交流会を、ハイブリッド方式で世界銀行東京ラーニングセンターにおいて開催しました。日本アフリカ高度人材専門委員会委員及び、同事業を実施する10大学、またその他企業や組織を含めた、計74名が参加しました。

第一部である高度人材育成支援委員会では、各実施大学の代表者より、それぞれの世界展開力(アフリカ)プログラムの進捗状況について報告が行われました。本年度で事業が終了することを受け、各大学からは事業継続に向けた取り組みについての発表もありました。その後、NPO法人テラ・ルネッサンス、国連開発計画、一般財団法人あしなが育英会、世界銀行、豊田通商株式会社に所属するアフリカの専門家である外部評価委員から評価や意見交換会が行われ、本事業の成果や今後の課題ついて活発な議論が交わされました。

第二部である日本アフリカ実務組織・大学交流会では、文部科学省高等教育局の庄司祐介参事官(国際担当)付参事官補佐より挨拶がありました。本交流会では、世界銀行東京事務所の大森功一上級対外関係担当官からはアフリカ高等教育の発展と日本の大学との連携に向けた世界銀行の支援について講演が行われました。続いて、戸田建設の小田裕司氏より、日本とアフリカ間の頭脳循環における企業の役割についてお話がありました。また一般財団法人あしなが育英会アフリカ事業部の鳥居香代より、あしながアフリカ遺児高等教育支援100年構想の紹介がありました。本交流会の終了後には、大学関係者や実務組織の専門家が参加する情報交換会が開催され、活発な意見交換や交流が行われました。本会議を通じて、日本とアフリカの高度人材の育成における大学と多様な実務組織との連携の重要性が改めて確認されるとともに、各実務組織による留学支援の意欲と実践に関する理解が出席者の間で共有されました。これらの成果により、今後の持続的な協力に向けた新たな可能性を広げることができたと考えております。