2022年3月11日、京都大学は東京外国語大学とともに「日本・アフリカ大学教育交流ミーティング」をオンラインで開催しました。
本ミーティングは、両大学が文部科学省の支援の下で実施する「世界展開力強化事業―アフリカ諸国との大学間交流形成支援―」の一環として開催され、日本から15大学、アフリカから11大学、その他教育事業に関わる5団体から計79名が参加しました。
本ミーティングでは、文部科学省からの挨拶に続き、日本アフリカ間の学生交流と人材育成に関わるあしなが育英会、豊田通商株式会社総務部社会貢献室からそれぞれの 奨学事業について、また北海道大学から日本留学海外拠点連携推進事業(サブサハラ地域)による留学事業の紹介がありました。
さらに、日本の大学を代表し、日本・アフリカ大学連携ネットワーク(JAAN)の議長校である東京外国語大学から、JAANを中心とした日本とアフリカ間の大学の交流に関して報告がありました。またアフリカ側からはアディスアベバ大学とステレンボッシュ大学がそれぞれの紹介を行いました。
開催の挨拶を行った平島崇男教育・情報・図書館担当理事は、本ミーティングが日本とアフリカの間の人材育成と交流のために大学と企業、民間、奨学財団など教育に関する様々なレベルのネットワークと協力を強化する機会を提供する場になるとその意義を強調しました。最後に本事業の代表である重田眞義アジア・アフリカ地域研究研究科長は今後、日本の大学とアフリカの大学が交流を深め、平等なパートナシップを強化していくことの重要性を説明し、来年度から新型コロナウィルスによるパンデミックの状況の改善による渡航による交流への期待の言葉を述べました。