2024年7月23日(火)に大学の世界展開力強化事業(アフリカ)の第15回実施大学会議がオンラインにて開催され、各実施大学から同事業担当の教員・職員あわせて40名が参加しました。
まず、JST(科学技術振興機構)の担当者をお招きし、アフリカを含む海外から大学生などを含む若手研究者を招聘する奨学金であるさくらサイエンスプログラムの説明を伺いました。アフリカからの招聘状況や今年度より募集を開始したDコース(相補的年間交流コース)についてご説明いただきました。
次に、補助事業終了後における⽇本学⽣⽀援機構(JASSO)海外留学⽀援制度(協定派遣・受入)の重点政策枠による奨学⾦措置の継続の要望について協議しました。本事業により日本人学生とアフリカ人学生との学生交流のネットワークが構築されてきましたが、事業終了後は高額な航空運賃など財政面での負担が課題となる見通しであり、学生交流の継続が困難な状況です。実施大学がそろって奨学金の継続を要望することで基本的に合意しました。
また、プラットフォーム事務局から補助事業終了後に日本アフリカ・大学データベースの運営に関して利用することのできる民間の助成金獲得の報告と、データの更新、新規大学のデータベース作成について依頼がありました。
最後に、事務局より、本事業の締めくくりとして、2025年2月開催予定の合同の最終シンポジウムにおいて、TICAD9向けに日本の大学からのメッセージや提言を発信する機会にしたい、また各大学より本事業のグッドプラクティスを発表していただきたい旨の提案・依頼がありました。