2023年7月6日(木)、大学の世界展開力強化事業(アフリカ)の第10回実施大学会議が、 オンラインにて開催され、各実施大学から同事業担当の教員・職員あわせて35名が参加しました。「プラットフォーム事業関連の情報の共有」、「ポータルサイトの案内と今後の協力」、そして「各大学の事業に関する情報共有」の三つの議題を中心に話が行われました。
まずは、プラットフォーム事務局から「プラットフォーム事業関連の情報の共有」について、京大のフィールドワークの手引き、展開力実施大学に公開した安全管理セミナーの内容に関して報告しました。また同事務局から、JVキャンパスへの各大学の持つ教育コンテンツの掲載への協力を依頼しました。
「ポータルサイトの案内とこれからの協力」に関して展開力実施大学からイベント及び学生のキャリア形成の経験に関する記事の投稿を依頼し、ポータルサイトにおける大学データの入力・更新の依頼、案内をしました。
最後に「各大学の事業に関する情報共有」では各大学のグッドプラクティス、安全管理、キャリア支援に関して、情報をお互いに共有し、意見交換を行いました。オンラインの活動に関しては北海道大学、東京農業大学、宇都宮大学から、その積極的な活用や、時差を考慮したうえでのオンデマンド及びリアルタイムの授業の活用などのアフリカ人学生への教育実践に関して事例を紹介しました。また世界展開力事業実施大学とその他の国内大学との協力の実例として、山口大学から鹿児島大・岐阜大学との協力の実践が紹介されました。そのほかの大学からもイベントなどの協力を促進しているという報告がありました。なお、キャリア支援に関してインターンシップを実施している東京外国語大学及び東京農業大学の例が紹介され、広島大学のグローバル学生向けのキャリア支援も紹介されました。長崎大学からは教育交流の先達校として、アフリカとの交流の過程でしばしば遭遇する、自己の大学では持っていない他の学問分野での、アフリカ人学生の受け入れについて、より国内大学同士で協力を強めることについての提案がありました。
最後にプラットフォーム事務局からは合同シンポジウムなど実施大学全体が参加できるイベントを来年度の事業全体の終了までに企画したいとの提案がありました。