2022年10月27日に開催された12th IAfP Research Seminarにて、マモ・ヘボ博士(アディスアベバ大学/JETROアジア経済研究所)が“Living and Learning in Kyoto(Japan): A modest reflection on my experience(and conversation with young students from Africa)”というタイトルで講演を行いました。このセミナーには、アフリカ世界展開力事業により招聘した短期交流学生13名と、京都大学大学院アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)で学ぶ4名の留学生が参加しました。
セミナーの冒頭で、高橋基樹教授(世界展開力事業代表)が、このセミナーの趣旨を説明しました。マモ博士は、京都大学ASAFASにて学位を取得しており、講演では京大での研究生活やASAFASの調査研究における特徴について、ご自身の経験をふまえて話をしました。加えて、現在、日本の研究者との連携しながら取り組んでいる研究内容についても紹介しました。
講演後の質疑では、参加学生とマモ博士とのあいだで、活発なやり取りが交わされました。そのなかで、マモ博士からは、参加学生に対して、今回の京大での研究生活が、今後のそれぞれの研究活動の発展に結びつく可能性についてもアドバイスがありました。これに加えて、日本とアフリカの学生交流を進めていく上で必要なサポート体制の構築など、学生交流をさらに進展させていくための意見交換も行われました。
※このセミナーは、京都大学による「大学の世界展開力事業(アフリカ)」、2020年度~2024年度 学術変革領域(A)「生涯学の創出-超高齢社会における発達・加齢観の刷新」[No.20H05806]、アフリカ地域研究資料センター、総合地域研究ユニット臨地教育支援センターによる共催で実施されました。